この言葉は、ラグビーの精神として使われることが多いのですが、実は小説『三銃士』の中で、作者アレクサンドル・デュマが用いたことで有名になった言葉です。日本では、ドラマ『スクール・ウォーズ』で使われたことをきっかけに、ラグビー界を中心に広まっていきました。

この言葉を考えるとき、「One」と「All」のどちらが先に立つのでしょうか。皆さんは、どう思いますか。

立場によっても違いはあると思いますが、同じ立場で学ぶ仲間であれば、まずは「All for One」の気持ちを大切にしてほしいと考えています。

看護専門学校では、実習や日々の授業において、グループで学ぶ場面が多くあります。そのため、人間関係で悩む学生も少なくありません。だからこそ、「みんなは一人のために」という精神が必要なのだと思います。

みんなのために行動するためには、まず、みんなを理解しようとする姿勢が必要です。それはとても難しいことです。しかし、看護はそもそも、多様性を理解しようとしなければ成り立たない仕事です。さらに、チーム医療においては、他職種を理解する力も求められます。

私自身、決して人間関係が得意な方ではありません。だからこそ、難しいことを言っているのも承知しています。それでも、「All for One」を少し意識するだけで、自分中心の態度や言動にブレーキがかかることがあります。

まずは、「All for One」を意識してみる。そこから、仲間とともに学ぶ姿勢が少しずつ育っていくのではないかと思います。

横看生の皆さんには、ぜひ大切にしてほしい言葉です。