先週、本校に新しいシミュレーターが納品されました。

本校では、シミュレーション教育に力を入れています。しかし、その内容は、他校のシミュレーション教育とは少し違うかもしれません。

例えば、一般的なシミュレーション室では、複数のシミュレーターがベッド上に用意され、学生たちはヘルスアセスメントの技術を学びます。そこでは、さまざまな状況を想定しながらシミュレーターの設定や事例作成が行われます。もちろん、それは大切な学びです。

一方、本校のシミュレーション教育は、病棟を模した Nakamura Tetsuya シミュレーションセンターで行われます。そこでは、丁寧に作り込まれた事例と、職員による模擬患者を中心に、学生が患者さんとの関わりを実践的に学んでいます。

本校にも、他校にあるようなシミュレーターはもちろんあります。さらに、今回導入したシミュレーターは、高度医療の場面を再現するために適した機材です。重症患者さんや術後患者さんの観察、そして必要な技術を学ぶうえで、大きな力を発揮してくれるでしょう。

しかし、これらの機材はあくまで脇役です。シミュレーション教育の主役は、シミュレーターではありません。主役は、患者さんを前にして考え、迷い、声をかけ、行動しようとする学生自身です。

私たちのグループには、「愛し愛される」という言葉があります。それは、愛と優しさを交流させながら医療を提供するという理念です。そして私は、この理念こそ、看護における普遍的な価値だと考えています。

本校のシミュレーション教育では、知識や技術だけでなく、この「優しさ」をどのように看護として表現するのかを大切にしています。患者さんの表情を見て、言葉にならない思いを感じ取り、必要な学習内容を考える。その学びは、どれほど優れた機材があっても、人と人との関わりの中でしか育ちません。

夏のオープンキャンパスシーズンが始まります。本校の教育に興味のある方は、ぜひ「オープンキャンパス」や「入試説明会」に参加してみてください。

職員と在校生一同、皆さんのご参加をお待ちしています。

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「レールダル」さんによる、使い方の説明